子宮のトラブルによる不妊

子宮の形が生まれつき正常な形をしていない先天性子宮奇形は全女性の5%いると言われています。
子宮の形のトラブルには、単角子宮、双角子宮、弓状子宮、中隔子宮などがあります。 トラブルがあるからといって必ずしも不妊となるわけではありませんが、着床障害による不妊の原因となることや流産の可能性が高いことなどが知られています。 二つに分かれている状態で、流産率も高く不妊症の原因となります。 トラブルは、不妊治療や習慣性流産の検査の中で見つかることが多く、超音波検査や内診によりたまたま発見されることもあります。 形のトラブルにより不妊になっている場合や、流産をくり返してしまう場合には手術を勧められることもあります。 原因となってしまっている中隔子宮には、通常、腹腔鏡で中隔子宮を確認した後に子宮鏡を膣の方から入れ中隔を切除する方法が取られます。 この方法で行われた中隔子宮に対する子宮形成術の術後の分娩は経膣分娩が可能です。 形成手術は開腹でのストラスマン手術で行なわれるため術後の分娩は帝王切開になります。

不妊の原因となる生理不順

1ヶ月に1回やってくる生理は女性にとって面倒臭いものと感じることもありますが、実は、生理は妊娠するためにとても大切なもので、生理不順が不妊の原因になってしまうことがあります。
正常な周期はおよそ25~38日ぐらいです。 生理の周期がこの周期よりも短い、長いからと言ってすぐに不妊というわけではありませんが、生理が不順だということはホルモンバランスが崩れているのかもしれません。 周期が短い頻発月経には、無排卵性のもの、卵胞期が短いもの、黄体機能不全によるものなどがあります。 その反対に、生理の周期の長いものを稀発月経といい、遅延排卵によるもの、無排卵性のものなどがあります。
頻発月経、稀発月経ともに無排卵で起こっていることも多く、この場合は妊娠するための排卵がないので不妊になります。 排卵があって、生理の周期がただ長いだけの稀発月経は、不妊ではありませんが、生理周期が長いと排卵の起こる回数が少なく、妊娠するチャンスは減ってしまいます。 周期が短すぎる、長すぎる、量が多すぎる、少なすぎるなど月経の異常を感じたら早めに産婦人科を受診するようにしましょう。 生理不順を甘く見てそのままにしておくと、不妊症の原因となってしまうかもしれません。

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